2009/06/01 (月)

ホークス、サヨナラ勝ちで楽天を抜き2位浮上

お立ち台で「チェスト!」の号令を出す川崎選手
お立ち台で「チェスト!」の号令を出す川崎選手
ホークスが今季6度目のサヨナラ勝ちで、楽天を抜き去って2位に浮上した。殊勲打を放ったのは川崎宗則選手。4―4の9回1死から森本学選手、本多雄一選手が連打でおぜん立てすると、左翼線へサヨナラ適時打を放った。この日は女子高生デー&ピンクリボン活動とのコラボ。ピンクに染まった球場を盛り上げた。チームは連勝で今季最多の貯金4。交流戦も8勝1敗1分けで首位を独走している。お立ち台でもヒーローだった。球場は女子高生デー恒例のピンクグッズで一色。黄色い歓声を全身に浴びた川崎選手が「雰囲気よくて鼻血が出そう」と笑わせると、もうしゃべりが止まらない。マイクを通じて客席に起立を要求。「僕は鹿児島出身ですけえ、チェストという言葉があります。薩摩の言葉で明日も頑張ろう、気合入れて行こうという意味です」と解説をつけ、ファンと一緒に「1,2,3チェスト~」と大絶叫した。5月30日に噴煙を上げた鹿児島・桜島の方角に向ける念の入れようだった。「独演会」につながる殊勲打は9回に飛び出した。1死から9番森本選手がショートへの当たりで一塁ヘッドスライディング(記録は内野安打)。本多選手が右前打で続き、登場したのが川崎選手だ。中日の5番手高橋投手の初球をファウル。「真っすぐが速いので振り遅れないよう、シャープにいこう」。2球目。144km/h外角高めの真っすぐを左翼線ギリギリに落とした。5月12連勝中の杉内俊哉投手が先発し2回までに3点をリードしながら、7回に同点とされた。それでも交流戦で息を吹き返したチームは動じない。「みんながあきらめない。ミスしても次にどうにかしてやろうとしている」。初回に送りバントを失敗した川崎選手も4回に適時打を放ち、帳尻を合わせた。アンダーシャツの襟もとに昨年まであった「宗rin」の文字は消え、「HAWKS」と記す。ムネリンという愛称は大人にはそぐわなくなりつつある。チームは今季最多の貯金4だが、昨年の交流戦MVP男、川崎選手はあっさりしたもの。「貯金があるかなんて考えてない。そのへんは監督(の仕事)です。僕は目の前のことをやるだけ」。5月を15勝8敗1分けと大きく勝ち越し、楽天を抜き去って2位に浮上した。交流戦も8勝1敗1分けで、首位を独走している。秋山幸二監督は「よかったね。森本がよくやったし、ポン(本多)がつないだ。あー、大変だった」と胸をなで下ろした。
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(提供:西部日刊スポーツ新聞社

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