松田宣浩選手が右手甲骨折から2ヶ月ぶりの1軍合流へカウントダウンに入る。今日2日からのウエスタン・リーグ広島3連戦（由宇）に3番サードで先発予定。1軍は5、6日と交流戦広島戦（マツダスタジアム）が組まれており、ここで結果を出せば、そのまま広島に残って最短「6.5復帰」が見えてくる。1日、雁の巣球場で練習した松田選手は「後は実戦勘だけ。もちろん結果を出さないと上がれないでしょう。まずこの3試合、頑張るだけです」と息を弾ませた。
ここまでウエスタン3試合で9打数3安打2打点。2軍戦とはいえ徐々に実戦の動きを取り戻しつつある。秋山幸二監督は「どんどん試合に出て、振ればいい。実際の直球のピュッいう部分やスライダーのキレを思い出せばね」と話すと同時に、「もっと（1軍クラスという）雰囲気を出さないと」と突き放すような口調で奮起を促している。
4月3日開幕戦での負傷から2度、月が変わった。ドーム中心の1軍から屋外中心の2軍生活となり、すっかり日焼けした。その間に松田選手の定位置だった三塁は緊急加入したオーティズ選手が座った。ただ球団首脳は松田選手の復帰に備え、補強リストの中から外野もできる同選手を選んだ。あくまでも構想はサード松田。この3連戦が「最終テスト」になる。