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4回表、中前打を放つ松田選手 |
松田宣浩選手が右手甲を骨折した4月3日開幕戦以来、63日ぶりの1軍で復帰初安打を放った。リハビリと2軍調整を経て7番サードで先発。「打席にいい形で入れた」と2回の第1打席で小松投手の球を見極めて四球を選ぶと、4回だった。1死一、二塁から外角のスライダーをとらえて中前へ落とした。二塁走者の小久保裕紀選手が本塁憤死し、残念ながら打点はお預けだった。
7回に林投手のスライダーを強振した当たりはセンター赤松選手の正面に飛んだが、持ち味の強い打球の復活を印象づけた。「チャンスはそんなに多くないけど、1打席1打席集中したいですね」。今季初の降雨コールド負けで復帰初戦は黒星。「チームが勝てるようにやるだけ」と、2軍調整中に日焼けした顔に笑みはなかった。