2009/06/11 (木)

勝利の方程式「SBM」、磐石リレーで安心感

7回からマウンドに上がった攝津投手は1イニングを無失点に抑える
7回からマウンドに上がった攝津投手は1イニングを無失点に抑える
ホークスの勝利の方程式トリオが再び「正解」を出した。
まずは7回の攝津正投手だ。6回に打線が逆転し、1点リードで藤岡好明投手からバトンを受けた。どんな連戦でも「僕に疲れはありません」と言い切るタフネス右腕はあっさり2死を奪った。だが、福地選手には四球。完ぺき主義者だけに「3人で終わらせたかった」と振り返った。それでも今季登板数の29試合、17ホールドポイントはともにリーグ最多。新人王へまっしぐらに進んでいる。
肝っ玉ルーキーにけん引され、ファルケンボーグ投手も8回を3人で料理。先制2ランのガイエル選手に右翼フェンス手前まで運ばれたが「少しミスしただけ」と涼しい顔だった。最終回は守護神馬原孝浩投手が1死から2安打されながらも、2者連続空振り三振でパーフェクトリリーフを完成させた。
7日阪神戦でサヨナラ負けするまで、この3人がそろい踏みなら8戦無敗だった。サヨナラ打を浴びた馬原投手はこの日も直球が高めに浮くなど、安定感と輝きを取り戻せないでいる。それでも今季11セーブ目を挙げ、高山郁夫投手コーチの評価は一層高まった。「あいつが声を出して投げる姿を見て、吹っ切りたいというものを感じる。技術的なもの(問題)は本人も気づいているが、毎日投げるポジション。悪い中で結果を残すのは素晴らしい。必ず本当の馬原に戻ると信じている。うちの守護神は馬原」と話し、周囲の配置転換説を一蹴した。
盤石リレーの存在は先発陣だけでなく野手陣にも安心感を与え、好循環を生む。攝津投手(S)とファルケンボーク投手(ブライアン=B)、馬原投手(M)の頭文字と携帯電話会社ソフトバンクモバイルをかけて「SBM」。ファルケンボーグ投手が「いいネーミングだ」と言えば、攝津投手も「定着すればいいですね」と笑う。その信頼性からCM起用の可能性もうわさされるトリオ。「方程式」は再び正解率を高めることに成功した。
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(提供:西部日刊スポーツ新聞社

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