2009/06/12 (金)

田上選手がチームトップとなる10号2ランを放つ

5回裏1死一塁、左越え2点本塁打を放った田上選手はナインとハイタッチ、右は松田選手
5回裏1死一塁、左越え2点本塁打を放った田上選手はナインとハイタッチ、右は松田選手
恐怖の9番打者だ。田上秀則選手がチームトップとなる10号2ランを放った。3点をリードされた5回。1死一塁からヤクルト館山投手のシュートを左中間席に運んだ。捕手の2ケタ本塁打はチームでは05年の城島選手(24本)以来。「完ぺきでした。思い切ってバットを振っていった結果です」と振り返った。9番打者ながら、9本の松中信彦選手を抜きチームトップの本塁打数。しかも最近10試合で5発と乗りまくっている。

昨季までは打力は評価されながらも、主にDHや代打での出場が多かった。今季も開幕直後こそ指名打者での出場だったが、4月22日の日本ハム戦で初めて捕手として先発出場。5月10日の西武戦からは、ここまでずっとスタメンマスクを任されている。リードが打撃に生きているのか、10本の本塁打は、球種を完ぺきに読んだスイングがほとんどだ。

それでもこの日は、計5投手をリードしヤクルト打線に10安打を浴び6失点。「勝っていたらよかったんですけど。(10号は)捕手じゃなかったらうれしいかもしれないけど…」とマスクでの責任を感じた。城島選手が海を渡って以来、チームの低迷の原因に必ず「捕手の打撃力」の低さがついて回った。負けはしたものの、田上選手の2ケタアーチは今季のチームの躍進を期待させた。
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(提供:西部日刊スポーツ新聞社

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