2009/06/15 (月)

ホークス、今季15試合目の逆転勝利

7回裏1死満塁、右前適時打を放ちガッツポーズする松田選手
7回裏1死満塁、右前適時打を放ちガッツポーズする松田選手
2戦連続の逆転G倒に、秋山幸二監督も交流戦Vを確信したに違いない。先発杉内俊哉投手の好投に応えた打線へのコメントに、チームの底力を感じ取っていることが表れた。
「今日みたいな試合を取れれば大きい。粘り勝ちだよ。粘って粘ってね。こういうのが続いてくると、あきらめない気持ちになる」。今季15試合目の逆転勝利。32勝のうち半分近くを逆転勝ちで飾り、逆転白星はリーグトップ。おごりを嫌う指揮官にさえ、勝負強さを感じとるのも当然だ。

逆転劇は1点ビハインドで迎えた7回裏だった。1死満塁で松田宣浩選手が右前へ同点打を放った。「チャンスだったので、(次打者の)田上さんにつなぐこと、それしか考えていなかった」。カウント1-2から外角高めの変化球に食らいついた打球は、一、二塁間を抜けての殊勲打。勢いに乗ったホークス打線の重圧に耐えかねるように、次打者田上秀則選手の遊ゴロを遊撃坂本選手がこぼすミスで、決勝点が入ってきた。

つなぎの意識が、打線の勝負強さを磨いている。松田選手は3回裏無死一塁で送りバントを決めたが「無死だし、バントだと思った。今はチームに、後の打者につなごうという気持ちがあります」ときっぱり。白星を呼び込んだ7回裏にも、全員がつなぐ意識を忘れなかった。1死から主将小久保裕紀選手が四球を選ぶと、6番多村仁志選手は強振せず中前安打。その多村選手は出塁した際、二塁に到達した小久保選手に向かって左手でガッツポーズ。一丸となって投手に重圧をかけようとする姿勢を象徴していた。

チームは6試合連続の1ケタ安打。それでも着実に白星を重ねてきた。リーグ戦では首位日本ハムに1ゲーム差と接近。交流戦Vのかかった明日16日の中日戦は、もう1つの「首位」にも挑戦する。
関連リンク > 、 、 、 、 、
関連リンク > 試合日程・結果
関連リンク > 順位表
関連リンク > チケット情報を見る

(提供:西部日刊スポーツ新聞社

一覧へ戻る
  1. トップ
  2. ニュース一覧
  3. ホークス、今季15試合目の逆転勝利