交流戦優勝でSBM特別賞を受賞した（左から）攝津投手、ファルケンボーグ投手、馬原投手は「お父さん」と記念写真に納まる

ホークス勝利の方程式「SBM」に、「お父さん」から特別賞が贈られた。携帯電話会社ソフトバンクモバイルのCMキャラクターを務め、チームの応援隊長である白い犬「お父さん」が24日、ヤフードームに来場し、交流戦優勝に貢献した攝津正投手、ブライアン・ファルケンボーグ投手、馬原孝浩投手のリリーフ3投手に特別賞「SBM賞」を贈呈した。

交流戦期間中に4度の救援失敗を経験しつつ、7セーブを挙げた馬原投手は「迷惑をかけた試合もありましたが、うれしい。3人の形があるのはチームとしてもいいこと。最後を締める役として頑張りたい」と決意を新たにした。

馬原投手は悔しさをバネに「再生」へ、一歩を踏み出した。この日、ブルペンに入り70球の投球練習。シーズン中には異例の投げ込みで投球フォーム修正に取りかかった。右腕を横振りにせず、踏み出す左足にしっかりと体重を乗せることを意識。馬原投手は「イメージとバッチリはまっている。上から強くたたくイメージ。本来の形に戻ってきた」と復調への手応えをつかんだ様子だ。見守った高山郁夫投手コーチも「まったく心配していない」と言い切った。

馬原投手は通算112セーブをマーク。ペドラザ投手の持つ117セーブの球団記録にも、あと「5」に迫っている。チームが全体練習を再開したこの日、守護神にとって誰よりも大きな1日だったに違いない。