交流戦で不調だった馬原孝浩投手が、復調の3人斬りだ。2点リードの9回。12日ぶりとなるマウンドに登った。先頭の大崎選手を3球三振。続く2人も危なげなく料理。最速149km/hの直球と、キレ味抜群のフォークとスライダーが光った。「すんなり入っていけた」。試合後、守護神は6月13日巨人戦以来、15日ぶりとなる13セーブ目に胸をなで下ろした。
「試合が終わって2点差だったと気づいた。1点差と思っていた」。それほど集中していた。同点の9回表に味方が勝ち越し。1度肩をつくっていた守護神は再びブルペンで投球練習を始めた。9回裏の投球だけに集中力を極限まで高めていた。2点リードとなる7点目が入ったことすら気づかなかった。
完全リリーフは6月3日の横浜戦以来、25日ぶり。7日の阪神戦(甲子園)で金本選手にサヨナラ打を浴びるなど、交流戦では4度も救援に失敗した。24日にはブルペンで70球の投球練習。シーズン中には異例の投げ込みを行った。「(交流戦終了で)新たな気持ちで、切り替えることができたことがよかった」。守護神はもう大丈夫だ。
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(提供:西部日刊スポーツ新聞社)
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