2009/07/09 (木)

藤岡投手、勝利で故郷に錦を飾る

ホークス先発の藤岡好明投手(24)が、故郷大阪に錦を飾った。両親を招待したオリックス戦で6回途中1失点。自身の連敗を3で止め、6月10日ヤクルト戦以来1ヵ月ぶりの3勝目を挙げた。「大阪で勝てたのがうれしいですね」。今季の先発転向後、大阪では初勝利。高校は宮崎日大、その後JR九州に進んでホークスに入団したが、15歳まで暮らした地元での白星は格別だった。

春先に尊敬する先輩・斉藤和巳投手がくれたヒントが投球の幅を広げた。「先発するなら、何か1つ自分を助けてくれる球を持たないとね」。それまでの持ち球は真っすぐ、カーブ、スライダーが基本線。20勝右腕が進言したのはもっと打者が嫌がる球種、シュートの習得だった。練習の合間、何度もブルペンで試投。早い飲み込みで今や勝負球にも使えるようになった。

「和巳さんに言ってもらったことが役立っています。シュートがあるからスライダーも生きている」。

4回に1点を失った直後のピンチではシュートを効果的に配し大村選手、下山選手を料理。高山郁夫投手コーチは「今日はシュートがよかった。こういう打ち取り方は自信になる」と新境地開拓を評価。「ウイニングボールは両親にあげます」。故郷大阪で大きな自信をつかんだ。
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(提供:西部日刊スポーツ新聞社

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