5回裏１死一、三塁、左中間へ3点本塁打を放つ小久保選手

アーチ攻勢に華を添えたのは今季初のMKアベック砲だった。小久保裕紀選手が5回に約1ヶ月ぶりの8号3ラン。「あの打席はシュート1本狙いだった。あのくらい思い切りいくといいね」。打った瞬間にバットを放り出すほどの手応えで「あんな当たりが出るんやなあ」と自分でも驚いた。松中信彦選手で始まったアーチ祭りのトリを主将が務め、岩隈投手に引導を渡した。

MKアベックは通算34度目で、30勝4敗。ただ小久保選手は「今はどの球団に聞いても嫌な打線と言われるね」と、個人ではなく打線全体の強さを実感している。この日も3打数3安打4打点の活躍で、「このメンバーが欠けず9月まで戦えればトップでゴールできると思う」と強気に言い放った。