 |
オールスター第一戦全パ-全セ7回裏無死一、二塁、稲葉選手の三塁バント安打と相手守備エラーで一気に生還する川崎選手 |
川崎宗則選手が自慢の足を披露した。7回裏無死一塁で投失によって出塁したチャンスを逃さなかった。続く稲葉選手のバントヒットで送球がそれた間に、一塁から一気にホームイン。捕手相川選手のタッチをかいくぐる好走塁もみせ、球場を沸かせた。それでも、現状に満足しない男らしく、試合後は不満が口から漏れた。
川崎選手「好走塁?そうだね。でも、あのスローカーブにやられた。どうやって打てばいいのか分からなかった。」
川崎選手が振り返ったシーンは8回裏の2打席目。横浜三浦投手のスローカーブにタイミングが合わず、遊ゴロに仕留められた。初球も同じ球を投げられ、手が出なかった(判定はボール)。6度目となった大舞台で向上心をかきたてられた様子だった。
もちろん、やられてばかりではない。06年球宴第2戦以来となったセカンド出場も、4度の守備機会をきっちりこなした。西武中村選手、中島選手や日本ハムのダルビッシュ投手とともに球場を離れた川崎選手が、今日25日も全力プレーでファンを魅了するはずだ。
また、田上秀則選手が宣言通りのフルスイングで球宴デビューを果たした。8回先頭で代打として登場。横浜三浦投手の変化球を思い切って振り抜いた。結果は遊ゴロに終わったが「(試合前に)言っていた通りフルスイングができた。明日(25日)は守る機会もありそうなので頑張ります」と気を取り直していた。