2009/08/08 (土)

ファルケンボーグ投手、56年ぶりの快挙

8回を無失点で切り抜けたファルケンボーグ投手
8回を無失点で切り抜けたファルケンボーグ投手
ホークスの中継ぎ右腕ファルケンボーグ投手が、56年ぶりの快挙だ。同点の8回に登板。無失点に抑えて流れを呼び込むと直後の9回表、味方が勝ち越し。「(2者連発は)グレートだったよ」と喜ぶセットアッパーに6勝目が転がり込んだ。来日初登板から無傷の6連勝は、外国人投手としては史上2人目。半世紀以上も前の大記録に並んだ。

3-3の同点に追いついた直後の大事なマウンド。先頭の栗山選手にいきなり四球を与えたものの、その後は乱れない。この試合前まで39試合45イニングで、わずか5四死球しか与えていない精密機械は「(四球は)最初マウンドが少し平らだと思った」と、大きな体に似合わない微調整ですぐさま修正。防御率1.37の実績が物語るように「途中からは大丈夫だったよ」と西武への流れを断ち切った。中島選手をフォークで空振り三振。中村選手には、外角いっぱいの146km/hで見逃し三振を奪ってみせた。

相手打線にとっては脅威の200cm右腕も、家族の前ではやさしいパパだ。交流戦後に来日した妻サンディーさんと2人の子供は、本拠地では毎試合球場で応援し、試合後は4人仲良く笑顔で球場を後にする。今季最長のロードに突入し、試合後は愛する家族の顔を見られない。福岡で待つ家族を喜ばすためにもマウンドに立ち続ける。
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(提供:西部日刊スポーツ新聞社

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