2009/08/25 (火)

和田投手、V戦線への復帰に手応え

左ひじ痛からの復帰の道筋が見えた和田投手
左ひじ痛からの復帰の道筋が見えた和田投手
逆転優勝へ、頼もしいサウスポーが帰ってくる。左ひじを痛め2軍調整中の和田毅投手が、9月9日ロッテ戦(千葉マリン)で先発復帰することが有力となった。今月27日にウエスタン・リーグ阪神戦(鳴尾浜)での実戦復帰が決定。2試合の2軍登板を経て、左ひじに問題なければ1軍昇格する方向だ。4連勝で勢いに乗る秋山ホークスは24日、25日のロッテ3連戦に向けて千葉入り。逆転首位へさらに追い風が吹いてきた。

「9月の大事な時期に戻ってくる」と言い続けてきた和田投手の言葉が、いよいよ現実のものとなる。逆転Vへ、背番号21の1軍復帰戦に「9.9ロッテ戦」が浮上した。秋山幸二監督が復帰プランについて言及した。

秋山監督「(8月)27日に(2軍戦で)投げるよ。(ブルペンでは)連投もしているし、状態もいいようだ。(2軍で)2試合は投げるだろう。1試合だけというのもあるかもしれないが、長いイニングを投げないといけないからね。最短で来てほしいね。」

27日のウエスタン・リーグ阪神戦(鳴尾浜)で1ヶ月ぶりとなる和田投手の実戦復帰を明言した上で、計2試合の調整登板を経ての昇格を見込んでいることを示唆した。27日は中継ぎ登板する予定で、2軍での先発マウンドは9月2日ウエスタン・リーグ、オリックス戦(雁の巣)が有力。その後左ひじに異常なければ、中6日間隔で9月9日ロッテ戦にあてはまる。今季ロッテ戦は2試合1勝0敗(対戦防御率1.38)と相性を見ても問題はない。

和田投手もV戦線での復帰に向け、急ピッチで仕上げてきた。今月18日にブルペン入りを再開すると、20、21日には投球練習で連投を試し「(ひじの回復が)思っていた以上にいい」と手応えを感じた様子だった。

もちろん、首脳陣は故障再発を避けるために、9.9ロッテ戦を挟んだ前後1週間で柔軟に復帰戦を準備する方針だ。この日、高山郁夫投手コーチは「和田は相手に重圧をかけられる投手。遅くても9月中旬に戻ってこれるのでは。CS(クライマックスシリーズ)を勝ち抜くためにも必要な選手。(2軍戦で)1試合投げてみて、回復具合や試合勘みたいなものを含め、本人が投げたいというときに投げてもらう」と説明した。

2軍戦を1試合しか挟まず、9月1~3日オリックス3連戦での復帰という「ミラクルプラン」の可能性も残しているが、遅くても15~17日のオリックス3連戦には間に合うと踏んでいる。

和田投手が6月上旬に負傷離脱して以降、チームは先発投手をやりくりしながら戦ってきた。現在、首位日本ハムとは3ゲーム差。再奪首、そして逆転Vへ、今季開幕投手を務めた左腕の復帰が最高の追い風となる。
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(提供:西部日刊スポーツ新聞社

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