 |
投手陣の乱調に険しい表情を見せるホークス首脳陣。左から3人目は秋山監督 |
ホークスが、ロッテに大量10失点で「投壊」の不安を露呈した。先発の高橋秀聡投手が、2本の本塁打を浴びて2回3失点でKO。2番手で今季初登板の陽耀勲投手も3イニングで4四球を与えるなど7点を失った。「先発未勝利トリオ」で臨む千葉での3連戦は、最悪のスタートとなった。首位日本ハムが延長戦で負け、ゲーム差は3で変わらなかったが、西武の3位浮上にともないクライマックスシリーズ進出マジックが消えた。
初回の初球ですべては狂った。先発の高橋秀投手が内角高めへ投じた直球は、西岡選手に打ち砕かれた。打球は右翼席へ飛び込み、同点ソロ本塁打となった。苦手の大嶺投手から1回表にオーティズ選手の適時打で1点を先制した直後だけに、痛かった。4連勝の勢いが一転。2死後に大松選手へ四球を与えると、続く井口選手に左中間を破る二塁打を許して勝ち越された。
2回表に同点に追いついてもらっても、また同じ失敗を繰り返した。2回先頭の里崎選手にソロ本塁打を浴びて再び勝ち越し…。この回を投げ終えると、早くも降板を告げられた。「本塁打でそのまま失点につながってしまった。もっと投げられればよかったんですが…」。27歳の誕生日を迎える26日を前に、屈辱の2回KO。大誤算だった。
2番手の陽投手も流れを止められない。3回は3者凡退に抑えたが、4回に3四球を与えて2死満塁のピンチを招くと、西岡選手の打球は右翼線ぎりぎりにポトリと落ちる2点二塁打。続く早坂選手にも2点適時打を許し、この回に4点を失った。5回にも福浦選手と今江選手の連続適時打で3点を奪われ、2-10の大差をつけられた。今季初登板のチャンスを生かせず「2イニング目からコースが甘かった。結果が悪いので反省しています」と肩を落とした。
試練の3連戦で、いきなりつまずいた。23日までの日本ハム3連戦に大隣憲司投手、ホールトン投手、杉内俊哉投手の主戦3人をつぎ込んだ反動で、ロッテ戦は高橋秀投手、神内靖投手、大場翔太投手の「今季先発0勝トリオ」で臨むことになった。だが、大事な初戦で8日西武戦(12失点)以来14試合ぶりの2ケタ失点と、最悪のスタートになった。
引き揚げる秋山幸二監督の足取りも重かった。「大変だなあ。野手はああいう展開になったら、なかなか厳しい。投手が頑張らんとな」。日本ハムが敗れ、首位との差が3ゲームのままとなったのが、唯一の救いだった。28日から再び始まる直接対決3連戦に向け、差を広げられるわけにはいかない。26日は球団9000試合目となる節目の試合。苦しい時こそ、チームの真価が問われる。