2009/09/11 (金)

田上選手、チーム単独トップの23号2ラン本塁打

2回表1死一塁、2点本塁打を放つ田上選手
2回表1死一塁、2点本塁打を放つ田上選手
田上秀則選手がチーム単独トップとなる23号2ラン本塁打を放った。1-0の2回1死一塁、カウント2-1。ロッテ先発成瀬の4球目に反応した。高めのボール球。コースなんか関係ない。力ずくで打ち砕いた。十分すぎる手応えを両手に残し、打球は左中間スタンド中段ではずんだ。

23本塁打は松中信彦選手を抜いてチーム最多となった。本人は「チームで単独トップということにはあまり興味ない」と意に介さないが、球団では03年城島選手(34本塁打)以来、ソフトバンクの球団名では初となる捕手によるチーム本塁打王も見えてきた。リーグでも西武中村選手、楽天山崎武選手に次ぐ堂々の3位につけている。

敗戦の中で数少ない光明を放ったが、笑顔で帰れるはずはない。マスクをかぶっては8失点。「大場は調子自体、あまり良くはなかったけど…」と唇をかんだ。4回の第2打席では左足親指に自打球を当て、うずくまって痛みにもだえた。それでも気力を振り絞ってグラウンドに立ち続けた。風格さえ備わってきた遅咲きスラッガーは「痛かったけど大丈夫」と気丈に言い切り、帰りのバスへ乗り込んだ。
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(提供:西部日刊スポーツ新聞社

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