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3回表無死、松田選手は中越え同点本塁打を放ち、ナインの出迎えを受ける |
松田宣浩選手の復活弾が空砲となった。1点を先制された直後の3回表。西武先発石井一投手が投じた高めの直球をバックスクリーン左へたたき込んだ。6号同点ソロは、7月9日オリックス戦(京セラ)以来73日ぶり。「(カウント)0-2だったので直球を狙っていた。いい感じで打てた」と、今季2度目の骨折を乗り越えて放ったアーチを振り返った。
2回裏の西武の先制点は、自らの失策がきっかけだった。「エラーをした分を取り返そうと思っていたので」。気持ちで試合を振りだしに戻してみせた。しかしその後は3打席無安打。打線も散発4安打で、得点は結局この1点のみ終わり痛い黒星。「それが一番悔しいですね」と、敗戦に唇をかんだ。15日の1軍復帰後、2度目のスタメン出場、6打席目で結果は残した。「1軍投手への慣れ?もう大丈夫です」。奇跡の逆転Vへと導く救世主になるしかない。