2009/09/29 (火)

和田投手、大一番のマウンドに立つ

楽天戦で先発する和田投手はキャッチボールで調整する
楽天戦で先発する和田投手はキャッチボールで調整する
和田毅投手が大一番のマウンドに立つ。今日29日、楽天4連戦(Kスタ宮城)の初戦に先発する。奇跡の逆転V、2位死守でCS本拠地開催を懸けた一戦。左腕は登板前日から集中力を極限まで高めた。

この日は仙台への移動前にヤフードームで全体練習に参加した。「優勝はあきらめない?はい」。報道陣のどんな問いかけにも、短い返事で深くうなずくだけ。既にマウンドに立っているかのような、気合に満ちた表情を見せた。

左ひじ炎症からの復帰初戦となった9日ロッテ戦、続く16日オリックス戦と2度の先発で、ともに3被弾でKOされた。その後は不振脱出をかけて5年ぶりの中継ぎ調整が決定。中継ぎとして2試合に登板し、22日ロッテ戦では4回2/3を3安打5奪三振と、本来のキレを取り戻した。この日はキャッチボールなど軽めの調整だったが、前日27日には60球のブルペン投球。「(感触は)悪くないですよ」と自信をのぞかせた。

「鬼門」で勝利してこその完全復活だ。楽天山崎武選手には今季も4月22日の対戦でアーチを浴びるなど、07年以降6本塁打を献上。また12球団の本拠地で唯一、Kスタ宮城では白星を挙げていない。相手先発はエース岩隈投手。「あとは気持ちじゃないですかね」と、左腕はすべてを飲み込み、短い言葉に力を込めた。故障とはいえ今季3ヶ月以上離脱し、チームに迷惑をかけた責任は痛いほど感じている。天王山の初戦を快投で飾り、必ずチームに勢いをつけてみせる。
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(提供:西部日刊スポーツ新聞社

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