2009/12/28 (月)
球団

ホークスジュニア 予選第1日目、第2日目

予選第1日目:ホークスジュニア、劇的サヨナラ発進! 高山選手が2失点完投
7回2失点の力投で完投勝利した高山選手
7回2失点の力投で完投勝利した高山選手
サヨナラ打を放ち祝福される平湯選手(背番号17の左奥)
サヨナラ打を放ち祝福される平湯選手(背番号17の左奥)
帰りのバスでも興奮が収まらないホークスジュニアナイン
帰りのバスでも興奮が収まらないホークスジュニアナイン
サヨナラのヒーローを中心に歓喜の輪ができた。ホークスジュニアが初戦を劇的な形で勝利しました。
12月25日(金)、「NPB12球団ジュニアトーナメントENEOS CUP」が札幌ドームで開幕しました。ホークスジュニアは予選Cグループ。初戦は地元のファイターズジュニアとの対戦です。
初戦の先発を任されたのは高山凌選手。「緊張していました」というのが影響したのか初回に被弾し先制を許してしまいます。さらにピンチを迎えますが、それを乗り切るとその後はゼロを並べます。
1点を追うホークスジュニアの反撃は2回裏でした。6番・河野真哉選手の死球と8番・井手口駿介選手の安打でチャンスを作ると、1番・高山選手が自らのバットで悔しさを晴らす逆転2点二塁打。塁上では両手を突き上げて喜びを表しました。
4回裏には石丸涼士選手が「詰まった」と言いながら特大の二塁打を放ち追加点のチャンスを作りますが、ここはモノにできず。試合はそのまま最終回を迎えました。
7回表。「勝利」を意識したのか、高山選手は先頭打者を四球で出塁させてしまいます。1死二塁、ここで三ゴロに打ち取りますが、一塁送球後の守備の乱れを突かれて同点に追いつかれてしまいます。
「グループ突破のためには、引き分けは負けに等しい」(永井智浩監督)
7回裏の攻撃は2死走者なし。しかし、ここからドラマが生まれます。
1番・高山選手が粘って四球で出塁。続く代打の高倉絢璃選手が中前打を放ち、一塁走者を一気に三塁まで進めます。打席には3番・平湯蒼藍選手。期待の主軸の当たりはショートへの緩いゴロでしたが、俊足を飛ばして一塁を駆け抜ける内野安打。三塁走者が生還し、見事なサヨナラ勝利を飾りました。手荒い祝福を受けた平湯選手は「痛かったけどめちゃくちゃ嬉しいです」と笑顔。永井監督は「最高の流れに乗れる勝ち方ができた。同点に追いつかれたときにはどうなるかと思ったけど、みんなが一つになってよく点を取ってくれた」と会心の勝利を噛みしめていました。

【予選Cグループ】
 
1
2
3
4
5
6
7
 
ファイターズジュニア
1
0
0
0
0
0
1
2
ホークスジュニア
0
2
0
0
0
0
1X
3
<バッテリー>高山-河野
【二塁打】高山、石丸
予選第2日目:全員野球で逆転勝利! 2年連続で決勝トーナメント進出
4番で2安打1打点と活躍した熊本選手
4番で2安打1打点と活躍した熊本選手
6回に犠飛を放った河野選手
6回に犠飛を放った河野選手
最後のアウトを取った田中舞選手
最後のアウトを取った田中舞選手
一気の連勝で決勝トーナメント進出を決めました。12月26日(土)の予選リーグ2戦目。ホークスジュニアはライオンズジュニアと対戦しました。
2回裏に2点を先制されますが、直後の3回表に反撃に出ます。2つの四死球と1番・高山凌選手のバント安打で満塁のチャンスを作ると、2番・三村怜選手が押し出し四球を選んで1点差。さらに3番・平湯蒼藍選手の内野ゴロの間に同点に追いつき、4番・熊本凌選手の内野安打で逆転に成功しました。
勢いに乗ったホークスジュニアは6回表に河野真哉選手の犠飛、7回表には相手のバッテリーミスで確実に加点。投げては先発の高田健吾選手から許斐健人選手、高山選手、田中舞選手のリレーで逃げ切りました。
殊勲打の熊本選手は「みんなでつかんだ勝利。嬉しいです」と笑顔。また、最後の打者を打ち取ったチーム唯一の女性選手、田中舞選手は「緊張したけど、アウトを取ることができて嬉しかったです」とほっとした表情を浮かべていました。
ホークスジュニアの決勝トーナメント進出は2年連続。パ・リーグ代表をかけた準決勝ではマリーンズジュニアと対戦します。

【予選リーグ】
 
1
2
3
4
5
6
7
 
ホークスジュニア
0
0
3
0
0
1
2
6
ライオンズジュニア
0
2
0
0
0
0
0
2
<バッテリー>高田、許斐、高山、田中舞-河野
【二塁打】熊本

2009年12月28日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)

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