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7回裏2死一、三塁、川崎選手は右翼線に二塁打を放ち通算1000本安打を達成する |
名実ともにホークスNO.1ヒットマンだ!ホークス川崎宗則選手が、オリックス戦で球団史上最速となる862試合目で、通算1000安打に到達した。オリックス先発金子投手から4回に投前セーフティーバントを成功させ、5回に中前打。王手をかけた7回2死一、三塁で右翼線適時二塁打で決めた。「プロに入った時は1000本を打てるなんて思ってもいなかった。でもまだまだ通過点」と振り返った。
スピード到達の秘密は、ロッカールームにある。心酔するイチロー選手の打撃フォームの連続写真をはっているのだ。06年3月のWBCでチームメートになった際に弟子入り志願してから、4年連続で自主トレを行っている仲。師匠のフォームを見て、キャンプイン前にひらめいた。「イチローさんもそうだし、いい打者はアッパーに振っている」。
キャンプからアッパー気味のスイングに取り組んだ。ボールが格段に見極められるようになった。ここまで打率4割。昨季2割5分9厘の不調がうそのように、打ちまくっている。「何でもっと早く気づかなかったんだろうと思った」と振り返る。
ヒーローインタビューではのお立ち台では、スタンドのファンと声を合わせ、得意のフレーズを絶叫した。「腹の底から声を出してください。1、2、3、チェスト~!」。新たな目標を問われると「8000本、いや1万本!」とリップサービス。息を吹き返したチームを、安打を量産しながら引っ張っていく。