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西武戦に向け、さっそうと東京へ移動する秋山監督 |
貧打に悩むホークスが、打線改造に打って出る。秋山幸二監督が今日30日の西武戦(西武ドーム)にも大幅なテコ入れを施すことを示唆した。チーム打率は、リーグ5位の1割9分3厘。松中信彦選手4番復帰に加え、柴原洋選手、明石健志選手らベンチメンバーの積極起用の可能性も出てきた。開幕6試合で3勝3敗。6連戦以上が5週続くシビアな日程を、新型打線で打破するケースも出てきそうだ。
打つべき手を模索している。福岡空港で飛行機に乗り込む直前。秋山監督が言った。「調子が上がって来るのを待っているままでは仕方ない。調子を上げるように、いろいろ試さないとな」。話題のテーマは、開幕6試合でチーム打率1割9分3厘に沈んだ打線。オープン戦では同2割6分9厘だったが、シーズン突入と同時に下降線をたどった。相手投手がエース級だったことも大きな要因ではある。だが、指揮官が打線活性化の起爆剤を検討するのも、当然だ。
秋山監督は、今日30日の西武戦にも松中選手を4番復帰させる選択肢を抱いている。「普通にやれば4番」(秋山監督)と全幅の信頼を置くスラッガーは、前日28日に今季1号を放った。まだ、全開とは言えないが、本人も指令が下されれば主砲の責務を果たす決意だ。松中選手は「やれと言われればやります。まだ、段階を踏んでいる状態。あとは、直球をきっちり仕留められるか」と表情を引き締めた。松中選手4番となれば、3番オーティズ選手、5番小久保裕紀選手とクリーンアップで右、左、右とジグザグになる利点もある。
テコ入れの選択肢は、まだある。秋山監督は、こうも口にした。「ボムホ(李■浩選手)も状態は悪くない。柴原も調子いいし、明石も調子はいい」。いまだ打席に立っていない柴原選手のスタメン起用となれば、打率1割3分6厘の多村仁志選手か1割5厘の長谷川勇也選手との入れ替えが予想される。また、明石選手の抜てきとすれば、2割8厘の本多雄一選手、2割6分3厘の松田宣浩選手もベンチを温める可能性がある。右肩が思わしくない李■浩選手も近日中に守備練習を開始する予定で、サード争いに再び参戦してくる。
もともと、状態のいい選手を積極起用するのが、秋山監督の今季目指すスタイルだった。開幕6試合は3勝3敗で終えた。今日から始まる6連戦以上が5週続くスケジュール(最終週が9連戦)。一気に貯金を積み上げられるか。秋山監督が動いても、おかしくない。
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(提供:西部日刊スポーツ新聞社)
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