オーティズ選手が、日本球界通算100号に王手をかけた。6回表の3打席目だった。楽天藤原投手の内角スライダーをとらえた打球は、低い弾道のまま左翼スタンドに飛び込んだ。2試合連発の今季4号ソロ。昨年1度もなかったKスタ宮城でのオー様ポーズを、今季初顔合わせで披露。03年に日本に渡ってから放ったアーチは、これで99本となった。
オーティズ選手「気分はいいが、チームが負けてしまっては…。」
慢心せず、日々の努力を積み重ねてきた。この日も試合前、苦手にしている屋外の外野守備を精力的にこなす姿があった。7回裏にはレフトの守備で、山崎武選手の打球を取り損ねた。「あれは捕らないといけない」。謙虚に自らのミスを認める姿勢は一貫している。
9回表には最終打者となった。100号が出れば同点の場面で、芯でとらえながら右飛に終わった。「(100号を)明日打てるように頑張るよ」。最後に口にした言葉を今日、現実のものにしてみせる。
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(提供:日刊スポーツ新聞西日本)
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