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7回途中で降板したもののロッテ打線を2失点に抑え勝ち投手となったホールトン投手 |
お待たせ!ホークスのホールトン投手が先発3試合目で今季初勝利を挙げた。7回に2点を失い降板したが、6回までは2安打無失点の快投。「自分のできることを一生懸命やった」。青い目を細め、喜びに浸った。杉内、和田、大隣に続き、これでチームの「先発4本柱」が全員勝利。秋山幸二監督も「今日は直球に力があった」と、助っ人右腕の復調に胸をなで下ろした。
好調ロッテの快足コンビを封じ込めた。1番西岡選手と2番荻野貴選手はともに無安打。「足が速いので気をつけた」。早いカウントから振ってくる相手に対し、ボール球を打たせて凡打に仕留めた。各回の先頭打者も全員を打ち取り、ピンチを未然に防いだ。
今季は初登板から2連敗。昨季より2週間早い日程に悩まされた。シーズン直前には「3月20日に開幕するなんて、アメリカ人には早すぎる」と漏らしていた。07年まで在籍していたメジャーリーグの開幕は4月上旬。体にしみついたリズムは抜けなかった。開幕前最後の登板となった16日の練習試合では調整の遅れを取り戻すため、5回を投げ終わった後にもブルペンへ入って投球したほど。初登板から2週間で、ようやく本調子を取り戻してきた。
お立ち台では「去年11勝できたから、今年はそれ以上勝てるようにしたい」とファンに約束した。もう心配はさせない。「これからもっと調子は上がっていくと思う」。あとは上昇あるのみだ。