ホークス打線が、ダルビッシュ投手にリベンジされた。8回を投げた相手エースの前に、散発4安打。先発全員が三振を奪われての12三振。開幕戦(3月20日、札幌ドーム)で5得点を浴びせ黒星をつけた右腕に、完ぺきにやり返されてしまった。
開幕戦で2本の適時打を放った小久保裕紀選手は、第2打席でフォークに空振り三振。「この間とは全然違った。できたてのワンシームも投げてこなかった、1球しか」。開幕戦では、多投してきた新球が内角の甘いコースに来る場面もあった。しかし、この日は直球とスライダーのコンビネーションが主体の本来のスタイル。次々とバットは空を切り、開幕戦から4戦連続2ケタ奪三振という史上初の快挙をアシストしてしまった。
前日9日に来日初アーチを放った李ボム浩選手も、この日は3打席無安打。「1番いい投手」と、完敗を認めざるを得なかった。今日11日の相手は、前回対戦で6回2/3を1安打に抑えられ武田勝投手。今度は、こちらがやり返す。