2010/04/12 (月)

大隣投手、さらなるプラスアルファを

5回を投げ抜いた大隣投手は4失点でマウンドを降りる
5回を投げ抜いた大隣投手は4失点でマウンドを降りる
大隣憲司投手が5回4失点で2敗目を喫した。「もったいないのひとことです」。口をとがらせて球場をあとにした。

失点のすべては2死走者なしから奪われた。2回に3連打で1点先制され、3回には田中選手の適時三塁打で1点を追加された。5回には陽選手に四球を与えた直後、またも田中選手に内角高めの直球を右翼ポール際へ運ばれた。痛恨の2ラン本塁打で勝負あり。先頭打者はすべて抑えていただけに「詰めが甘かった。野球は2アウトからですね…」と格言の重みを痛感させられた。

チームの将来を担う左腕に対し、首脳陣は猛省を促した。秋山幸二監督は「点の取られ方が悪い。全部2アウトから。3度も同じ形で点を取られて、油断してるとしか思えない」と厳しい言葉を並べた。高山郁夫投手コーチも「4回の(陽選手への)四球が勝負の分かれ目だった。反省すべき点は多い」と険しい表情だった。

昨季4・59の防御率は、今季この日の試合前まで1点台と、安定感は向上している。一方で、これで登板4試合すべてで先制点を許しており、接戦を勝ち抜いて白星を積み重ねていくためには、さらなるプラスアルファが求められる。

今回の6連戦は杉内俊哉投手、和田毅投手、ホールトン投手の主戦3人が勝ち、残る先発3人が敗れて3勝3敗に終わった。大隣投手の浮沈はチームに直結する。「腕は振れていたので、いろいろと修正していきたい」。レベルアップへの課題を突きつけられた一戦となった。
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(提供:日刊スポーツ新聞西日本

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