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天候不良の中、5回6安打1失点の好投を見せた高橋秀投手 |
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好投した高橋秀投手(左)をねぎらう松田選手 |
今季初登板の高橋秀聡投手が「魔の水曜日」のジンクスを打ち破る、初勝利を挙げた。5回まで毎回走者を背負いながら6安打1失点。得意のカットボールとスライダーが決まり、初回の2点リードを守って5回までで攝津正投手に交代。先発の役割を果たした。
「野手の皆さんのおかげです。気持ちで負けないように投げました」。0勝3敗と全く勝てない水曜日。特に3連戦の2戦目は4連敗中と先発不足は深刻となっていたが、昨年9月15日オリックス戦(京セラドーム大阪)以来の先発勝利で期待に応えた。
今年は2軍スタート。「小さくまとまろうとするところがあるとコーチにも言われる。思い切り腕を振って、気持ちで相手に負けないように投げたい」との試合前の意気込みを体現した。ヤクルトの林昌勇投手のフォームの動画を見て腕の振りを研究したダイナミックなフォームは最後まで揺らぐことはなかった。
「ファームでも打たれることが多かったので粘れるように気持ちで投げた。(ファームで)先発していない中での見切り発車だった。打たれないように首脳陣の期待に応えたかった。これからも1戦1戦やっていきたい」。気迫で「5人目の先発」候補に名乗りをあげた。