松田宣浩選手が、プロ5年目で初となる1試合2本塁打を放った。まずは3回の第2打席。小久保裕紀選手の満塁アーチで4点を勝ち越した直後に、楽天2番手松本投手の高めに浮いたスライダーを左翼席に運び去った。リードを6点とする3号2ラン。「積極的にいこうとした意識がよかったです。」。本拠地では今季初となるアーチを振り返った。

7回の第4打席では先頭打者として、楽天3番手山村投手のスライダーを左中間席へたたき込んだ。「プロでは初めてです。アマチュア時代も覚えていません」。1試合2発に大喜びかと思いきや、本人が最も手応えを得たのは第5打席。楽天有銘投手の外角球をうまく右中間へ運び二塁打とした。「大きい当たりを打った後が大事。何とか3本目を打ちたかった」。今季3度目の猛打賞に笑顔がはじけた。