2010/05/10 (月)

松田選手、左手首有鉤骨を骨折

病院の検査で左手首の骨折がわかった松田選手は、試合途中に引き揚げる
病院の検査で左手首の骨折がわかった松田選手は、試合途中に引き揚げる
ホークスの交流戦3連覇に暗雲が漂った。9日、打撃好調だった松田宣浩選手が、左手首の有鉤(ゆうこう)骨を骨折していることが判明。同日、骨片除去手術を受けた。前日8日の西武8回戦(ヤフードーム)の試合中に負傷したもので、2カ月後の実戦復帰を予定。交流戦出場は絶望となった。松田選手抜きのチームはこの日、西武に敗れ、3位で交流戦に突入することになった。

異変から一夜明けて、最悪の事態が松田選手を待ち構えていた。この日早朝に球場入りした松田選手は左手首の痛みを訴え、練習に参加することなく福岡市内の病院で精密検査を受けた。結果は左手首の有鉤(ゆうこう)骨の骨折。全治2カ月と診断された。この日午後に行われた骨片除去手術を受ける前に、球場に立ち寄った松田選手は「ショックですが、1日でも早く治すしかない」と声を振り絞った。

発端は前日の試合の6回裏。3打席目にファウルした際、違和感を覚えた。その後、腫れが引かず、昨季の悪夢の再現となった。昨年は右手甲と右手首を骨折し、46試合出場にとどまった。「全試合フル出場」を目標に掲げた今季も前日まで41試合フル出場を続け、打率2割8分9厘、6本塁打、27打点の好成績。盗塁も2年ぶり2ケタに乗せる10盗塁を記録したばかりだったが、思わぬハプニングに襲われた。

救いは、球宴(7月23、24日)前の戦列復帰の可能性が残っていることだ。6月中旬までの交流戦中の復帰は絶望的だが、最短で回復すれば7月中の1軍復帰も見えてくる。

秋山幸二監督も前を向いた。「松田?去年に引き続きやってしまいました。仕方ない。みんなでカバーするしかない」。今月4日のオリックス戦(京セラドーム)でプロ初の満塁弾を放つなど打線をけん引してきた松田選手の離脱とあって影響は小さくない。交流戦中は三塁に李ボム浩選手が入り、オーティズ選手が左翼を守ることが濃厚。
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(提供:日刊スポーツ新聞西日本

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