2010/05/10 (月)

小椋投手、キーマンとして先発の一角を担う

西武打線を相手に6回途中7安打4失点の小椋投手
西武打線を相手に6回途中7安打4失点の小椋投手
交流戦前最後のゲームで敗れたホークスだが、光明も見えた。今季3度目の先発となった小椋真介投手が、5回2/3を投げ7安打4失点。先発初黒星はついたものの、チームが苦手の西武打線を相手に試合をつくった。小椋投手は「意識が低かった…」と4失点を反省。それでも首脳陣は、後半戦を見据えある手応えをつかんだ。

秋山幸二監督の狙いが、はまった。今回の西武3連戦では初戦の和田投手が9安打4失点、前日8日の杉内投手が1失点ながら被安打8。「調子悪いのか(西武との)相性なのかわからない」。和田投手に関しては、4月22日の対戦でも8失点を喫するなど、看板投手2人が打ち込まれていることに、指揮官は危機感を抱いていた。

今季西武は左投手を得意としている。特に1~4番を担う片岡選手、栗山選手、中島選手、中村選手。4人合計の対左投手の打率は、ここまで3割7分1厘(167打数62安打)。この日の試合は本来なら4本柱の1人、大隣投手が先発する順番だが、秋山監督は3日に大隣投手を抹消。「(小椋は)球に勢いがあるし、適当に(球が)荒れているから」。同じ左腕でも他の3投手とはタイプの違う小椋投手を先発させたのは、交流戦後の西武対策の試金石だった。

期待に応え小椋投手は1番から4番までを本塁打のみの1安打に封じた。指揮官も「小椋はまあまあだな」と語り、今後についても「球に力がある。今日みたいなピッチングができれば」と及第点を与えた。4月24日のロッテ戦、ローテの谷間で12年目の先発初勝利をつかみ、5月1日のロッテ戦と2連勝。3連勝こそならなかったが交流戦、そして西武倒しのキーマンとして先発の一角を担う。
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(提供:日刊スポーツ新聞西日本

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