2010/05/12 (水)

田上選手、3週間ぶりに1軍へ復帰

ウエスタン・リーグ中日戦6回無死一、二塁、右前打を放つ田上選手
ウエスタン・リーグ中日戦6回無死一、二塁、右前打を放つ田上選手
昨季のチーム本塁打王が帰ってくる。不振で2軍調整中だった田上秀則選手が12日、3週間ぶりに1軍へ復帰する。11日はウエスタン・リーグ中日戦(ナゴヤ球場)に出場して3打数1安打。6回無死一、二塁の第3打席で中日岩田投手の直球を右前へ運んだ。「(安打が)1本出るか出ないかでは違いますからね」。武骨な顔に笑みを浮かべ、試合後に1軍の宿舎へ移動した。

緊急事態の救世主として期待は大きい。秋山幸二監督は12日の中日戦での先発起用について「言わない。選択肢はいろいろあるんでね」と明言を避けたが、打撃好調だった松田宣浩選手が左手首骨折で10日に登録抹消されたばかり。昨季チームトップの26本塁打を放ち、交流戦でも打率3割2厘、6本塁打、20打点と大暴れした打力は“穴埋め”として最適だ。いきなり先発マスクを任せられる可能性も十分にある。

本人も背水の覚悟で昇格を迎える。今季は打率0割8分8厘と低迷して正捕手の座をはく奪された。2軍戦13試合で打率2割7分3厘、3本塁打、7打点と復調の兆しを見せ、ようやくリベンジの機会を与えられた。「もう後がないと思って頑張ります」。並々ならぬ決意で2度目の開幕に臨む。
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(提供:日刊スポーツ新聞西日本

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