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キャッチボールで調整する和田投手(右)。左は杉内投手 |
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大学野球の中継に熱視線を送る(左から)大隣投手、高橋秀投手、和田投手、神内投手 |
ホークスの2枚看板左腕がヤクルト2連戦(神宮)で「メモリアルリレー」を決める。15日は和田毅投手、16日は杉内俊哉投手が先発する見込み。チームはソフトバンク通算400勝へあと1勝、秋山幸二監督の通算100勝へあと2勝と迫りながら現在3連敗と足踏みが続くが、主戦2人で一挙に到達を目指す。14日は名古屋から東京に移り、神宮室内練習場で全体練習に参加した。
先陣を務める和田投手は思い出の地でリラックスした表情を浮かべた。キャッチボールやダッシュなどで最終調整を終えると、場内にモニター中継されていた神宮の大学野球を食い入るように見つめた。中大沢村投手と亜大東浜投手の投手戦に歓声を上げながら観戦。「懐かしいですよ」と早大時代に思いをはせた。前回7日の西武戦は5回4失点で3敗目を喫したが「しっかり投げます」と巻き返しを誓った。
続く杉内投手は黙々と調整に励んだ。登板2日前恒例のブルペン投球を終え、真っ先に帰りのバスへ乗り込んだ。リーグ戦ではすでに7勝を挙げるなど絶好のスタート。「(交流戦でも)いつも通りやるだけ」。短い言葉に思いを込めた。
秋山監督も「打線が良くない時は投手に踏ん張ってほしい」と期待を寄せる。和田投手、杉内投手ともに交流戦通算13勝を挙げており、勝てば歴代トップの前中日川上投手(ブレーブス)、阪神久保投手に並ぶ。ホークスを支える両左腕が、敵地2連戦を記録ずくめにする。