2008/01/07 (月)

斉藤投手、右肩の手術を決断する

斉藤和巳投手(30)の開幕戦(3月20日、楽天)登板が、絶望的となった。球団は6日、自主トレで渡米中の斉藤投手が、現地時間9日(日本時間10日)にロサンゼルス市内で、内視鏡による右肩腱(けん)板損傷部の修復手術を行うと発表。昨季、右肩の筋疲労に悩まされ、現地で12月26日に検査を受けていたが、手術の決断をした。

 斉藤投手は昨季、6勝(3敗)に終わり、5年連続2ケタ勝利を逃した。不振の最大の原因となったのが、右肩の筋疲労。シーズン後の10月23日に渡米し、複数回に及ぶ精密検査を受けた結果、手術は回避する方針を決定した。だが、12月26日に再渡米し、再検査を受けた結果、筋力の回復が十分ではないと診断された。

 斉藤投手は「12月26日の再診で、このままでは08年シーズンも前年と同じ状況でプレーせざるを得ない可能性が高まったことから、監督及び球団に迷惑をかけることはできないと判断し、手術に踏み切りました」と球団広報を通じてコメントを発表した。王監督は「チームにとっては痛手であり、彼にとっても一番つらい選択だったでしょう。しかし、チームの将来や彼の将来を考えた時、一番いい方法が手術なんだと考えています。今はただ回復に努めて欲しいと思います」とコメントし、エース抜きの開幕戦も覚悟した上で、治療を最優先させる意向を示した。

選手情報 > 王 貞治
選手情報 > 斉藤 和巳

  (提供:西部日刊スポーツ新聞社

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