2010/05/27 (木)

杉内投手、強敵相手にハーラー単独トップの8勝目を挙げる

4回裏2死一塁、三振に仕留め、両手を大きく広げてベンチに引き揚げる杉内投手
4回裏2死一塁、三振に仕留め、両手を大きく広げてベンチに引き揚げる杉内投手
最後を締めたファルケンボーグ投手のお尻にパンチを入れる8勝目を挙げた杉内投手
最後を締めたファルケンボーグ投手のお尻にパンチを入れる8勝目を挙げた杉内投手
杉内俊哉投手が、G倒でハーラー単独トップの8勝目を挙げた。強力打線に7回6安打2失点。初回にいきなりラミレス選手に適時二塁打を浴び失点したものの、その後は全く危なげない投球で自身巨人戦3連勝。これで5月登板は07年から14連勝と今年も負けなかった。

年に数回登板があるかどうかのマウンドを熟知していた。「(東京ドームのマウンドは)傾斜があるので変化球が低めに決まる」。この日は117球中、実に70球も変化球を投じた。直球と同じ腕の振りで投じる得意のチェンジアップなどがさえ8三振を奪った。

杉内投手「序盤に取られることは結構あるんで、このままいけばいいと思っていた。」

データも物語っている。昨季、1回に失点した7試合で自身の成績は4勝1敗と勝率8割。序盤3回を無失点に抑えた試合の勝率7割7分8厘(12試合で自身7勝2敗)も上回った。一因にはメンタルコントロールのうまさがある。立ち上がりに失点すると「いい傾向だと思って投げる」という。この日もプラス思考で巨人打線を手玉に取った。試合前には、昨年のWBCでともに戦った原監督にあいさつに出向いた。その敵将に、両リーグでもトップとなる8勝目。「これからもガンガン投げて、投げる試合は全部勝ちたい」。球界ナンバーワン左腕の前には、巨人打線も小さく見えた。
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(提供:日刊スポーツ新聞西日本

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