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4回裏1死二塁、松中選手の左前適時打で二塁から生還する多村選手、捕手は小山選手 |
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「愛」と書かれたTシャツを着て球場入りするペタジーニ選手 |
4番多村仁志選手が、また大きな仕事をした。1点を先制された直後の4回裏、1死二塁から同点適時二塁打。連続試合安打を今季最長の11に伸ばし、試合の流れを引き戻した。「まず追いつきたかったし、走者をかえすことしか頭になかった。積極的に打ちにいったのがよかった」。続く松中信彦選手の左前打では積極的な走塁で一気に本塁を陥れた。小久保裕紀選手の欠場で3試合連続4番に座るが、勝負強さを発揮している。
松中選手が渋く勝利に貢献した。4回裏に多村選手の二塁打で同点に追いついた直後、松中選手は左前に流し打ち、勝ち越し点を奪った。それまで中日チェン投手に完ぺきに封じ込まれていたが、一気の集中打で逆転。松中選手は「打ったのはストレート。しっかり見て、打つべき球を打てた。チャンスで打てたのが何よりです」。さすがの存在感を見せつけた。
新加入のペタジーニ選手が6年ぶりとなる「日本再デビュー」を果たした。この日に昇格していきなり「6番一塁」でスタメンに名を連ねたが、第1打席で空振り三振を喫するなど、3打数無安打に終わった。「自分どうこうより、今日は相手投手が良かった。まだ改善の余地はあるけど、今はできるベストを尽くすだけ」と淡々と振り返った。最愛のオルガ夫人は残念ながら所用で観戦できず。代わりに?夫婦で選んだという「愛」と大書されたTシャツを着て球場入りしていた。