2010/06/04 (金)

川崎選手、地元球宴での大暴れを誓う

ファンの声に手を上げて広島へ移動する川崎選手
ファンの声に手を上げて広島へ移動する川崎選手
絶好調男が、地元球宴での大暴れを誓った。川崎宗則選手が、7年連続ファン投票選出に好スタートを切った。地元福岡ヤフードームで第1戦が開催される今年の球宴ファン投票第1回中間発表が3日あり、この日誕生日の川崎は2万3007票を獲得し、パ・リーグ遊撃部門のトップに立った。今日からの広島戦(マツダ)に向け、ムネリンに新たな発奮材料ができた。またチームでは中継ぎ部門でブライアン・ファルケンボーグ投手、抑え部門で馬原孝浩投手がトップに立った。

「ムネリン、誕生日おめでとう!」。JR博多駅に、川崎選手のバースデーを祝うファンの声が響く。「ありがとう」。29歳になったばかりの川崎選手が、愛くるしい笑顔でファンに応じ広島へ向かう新幹線に乗り込んだ。そんな超人気者に、プレゼントが届いた。この日、球宴ファン投票の中間発表が開始。昨季まで6年連続でファン投票選出されているが、今季も西武中島選手、ロッテ西岡選手らを抑えて堂々のトップに立った。

川崎選手「トップ? そうなの? こればかりは、ファンの人に選んでもらわないと出られないので。そのファンの人たちの期待に応えられるプレーをしたい」。

地元ファンを盛り上げてみせる。ヤフードームでの球宴出場となれば、自身初。普段からお立ち台などでファンを大きく沸かせるエンターテイナーだけに、九州のファンの期待も高まる。公式戦では見られないプレーも、球宴の魅力。04年には当時日本ハムの新庄選手が、球宴史上初の単独ホームスチールを成功させMVPを獲得した。これに対し川崎選手は「やりたいこと? 思いっきり、野球がしたい」。来年は30歳を迎えるが、野球少年のようにそう話した。

普段通りの全力プレーでファンを沸かせるつもりだ。不調だった昨季は、球宴前の打率が2割5分8厘だったがファン投票選出。「ありがたいことです」と申し訳なさそうに話していた。だが今季はここまで、リーグ4位の打率3割3分6厘(3日現在)をマークするなど絶好調。今では同僚のペタジーニがヤクルト時代の01年にマークした6打数連続安打、97年に当時西武の松井稼頭央がマークした1試合4盗塁の球宴記録更新にも期待がかかる。

前夜は誕生日を祝して、ヤクルト戦後にお酒を飲みリフレッシュした。「松中さんに祝ってもらおうと思っていたんだけど…。『おめでとう』と言われました」と笑顔。移動した広島駅でも、ファンから誕生日プレゼントをもらった。幸せな誕生日で充電した川崎選手が、今日からの広島戦でも大暴れする。
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(提供:日刊スポーツ新聞西日本

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