2010/06/22 (火)

松田選手、起爆剤として緊急昇格が決定

昇格が決まり抱負を語る松田選手
昇格が決まり抱負を語る松田選手
首位西武に3連戦3連敗を喫したホークスが21日、左手首骨折で2軍調整を続けてきた松田宣浩選手の緊急昇格を決めた。2軍戦出場はわずか2試合だが、22日の日本ハム戦(ヤフードーム)に起爆剤の役を担い1軍合流する。また、20日の西武12回戦(西武ドーム)で左ひざを痛めた山崎勝己選手は今季絶望の重傷で、田上秀則選手の昇格も決まった。
松田選手が緊急1軍復帰する。この日朝、22日昇格決定の報が松田選手に届いた。西戸崎合宿所での“最終調整”にも力が入る。マシン打撃やティー打撃、ダッシュなど精力的に動き、背番号5が抱負を語った。
松田選手「実戦2試合(16、17日)出たときより、シート打撃(18日)の方がよかったし、今日はさらによかった。とにかく、元気を出していきたい。結果を求めすぎて小さくならないように、やっていきたい。
復帰スケジュールは大幅に前倒しされた。22日からのウエスタン・リーグ阪神3連戦(甲子園)出場へ、この日兵庫入りする予定だった。左手首骨折後の試合出場は、2戦だけ。計5打数無安打に終わっていた。
だが、1軍は前日まで4連敗。特に和田毅投手、杉内俊哉投手の両輪を立てた西武3連戦(西武ドーム)でまさかの3連敗。リーグ戦再開直後に陥った危機的状況を打開すべく白羽の矢が立った。
鳥越裕介2軍監督が説明した。「(1軍が)元気のある奴がほしいということ。ケガに関しては問題ない。宇宙人みたいな奴。松田に言ったこと? 流れを変えてこい、と。松田はファームでも目立つ。自然と目がいく。この世界、おるかおらんか分からない奴はいらない」。5月8日に左手首の有鉤(ゆうこう)骨を骨折し、同9日に抹消された。だが、負傷3日後にはトレーニングを再開し、急ピッチで仕上げてきた。ノックでも声を出し、存在をアピール。まさに元気印だ。起爆剤を任されるのも当然の流れだった。
22日の日本ハム戦でのミラクル復帰プランも夢ではない。三塁を守るオーティズ選手が、6月13試合で1本塁打だけ。その間、46打数11安打(打率2割3分9厘)と調子を落としている。ペタジーニ選手や松中信彦選手がその日の状態で守備を回避していることを考慮しても、オーティズ選手の再度の左翼起用を含め、三塁手としてスタメンに名を連ね、けん引役となるケースもありそうだ。
「ケガを怖がったら結果は出ない。復帰する以上、痛みはない」。故障から1ヶ月半で、松田選手が帰ってくる。
関連リンク > 、 、 、 、 、 、
関連リンク > 試合日程・結果
関連リンク > 順位表
関連リンク > メディア出演情報
関連リンク > チケット情報を見る

(提供:日刊スポーツ新聞西日本

一覧へ戻る
  1. トップ
  2. ニュース一覧
  3. 松田選手、起爆剤として緊急昇格が決定