小兵の存在感がグングン大きくなっていく。森本学選手が、打線爆発を引き出す先制打だ。7番サードで先発出場すると、2回2死二塁。詰まりながらも、左前タイムリーを運んだ。左腕吉見投手のリズムを崩す一打に笑みが広がった。
森本選手「前回スタメン(7月28日楽天戦)で打てなかったので「今日は打ったる」という決意で臨みました。気持ちで打ったヒット。」
前回のスタメンも相手先発は楽天長谷部投手と、左腕との対決だった。今季、左腕投手に松中信彦選手は対戦打率2割(50打数10安打)、ペタジーニ選手は2割5厘(44打数9安打)。対して、森本選手はこの日も含めると対サウスポーで2割5分5厘(51打数13安打)。大砲2人を押しのけるまでになってきた。
さらに、この日はモチベーションが一際上がっていた。吉見投手は6月29日ロッテ戦で、プロ8年目にして初アーチを記録した相手。プロ1号の記念ボールは実家に送って手元にないが、イメージは脳裏に残っている。「今日は(ヒット)1本だったので悔しい」とコメントしたが、その1安打はしっかり吉見投手との対決で記録した。
1日のロッテ先発は右腕の香月投手。スタメンは確約されていないが、欠かせない戦力であるのは間違いない。
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(提供:日刊スポーツ新聞西日本)
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