2010/08/01 (日)

ホークス、球宴後最多の17安打14得点

打線爆発で大勝しナインとハイタッチするホークスナイン
打線爆発で大勝しナインとハイタッチするホークスナイン
3回表無死、川崎選手は左翼線二塁打を放つ
3回表無死、川崎選手は左翼線二塁打を放つ
3回表1死一、三塁、小久保選手は左前適時打を放つ
3回表1死一、三塁、小久保選手は左前適時打を放つ
3回表1死一、二塁、多村選手は左前適時打を放つ
3回表1死一、二塁、多村選手は左前適時打を放つ
3回表1死一、三塁、松田選手は左前適時打を放つ
3回表1死一、三塁、松田選手は左前適時打を放つ
ホークスが後半戦最大の打線爆発だ。打つわ打つわ、いずれも球宴後最多の17安打14得点でロッテに大勝。3回には選手会長・川崎宗則選手が1イニング2二塁打を記録するなど打者12人の猛攻で、一挙8点をもぎ取った。本塁打0の猛攻がチーム一丸のあかし。4カード連続の勝ち越しを決め、貯金は今季最多14。2位西武に今季最大2ゲーム差をつけ、首位固めに入った。

1イニング2本目の二塁打でも、川崎選手の全力疾走は変わらなかった。3回表。この回2打席目は、リードが6点に広がり、2死二、三塁で迎えた。ロッテ2番手大谷投手のスライダーを左翼線へ。猛スピードで一塁を蹴ると、快足を飛ばして二塁到達。2点適時打だ。

川崎選手「僕が打ったというより、打線の勢いが打たせてくれたヒット。チーム一丸の気持ちで攻めてますからね。」

どれだけ大量リードを奪っていても、攻める気持ちは不変だ。川崎選手は自身のことを「マイナス思考」と分析。シーズンオフに球団が行うメンタルテストで、他の選手は軒並み180点以上記録するが、川崎選手は80~90点程と「弱さ」が数値に出るという。だからこそ、油断することに恐れを持つ。試合の大勢が決まっても、6、8回に左前打を重ね、今季3度目の1試合4安打もマークした。

3回の打者12人攻撃、一挙8点の猛攻の口火を切ったのも川崎選手だった。先頭打者として、左中間方向への中前打で二塁を陥れた。1死一、三塁と場面がかわってからは、小久保裕紀選手、多村仁志選手、松田宣浩選手が3者連続タイムリー。小久保選手は「勢いを止めてしまわないように併殺は最悪やぞ、と自分に言い聞かせていた」。誰もが、打線のつながりを意識したからこそのビックイニング。打線はこの日17安打を放ったが、本塁打は0。それでも、後半戦最多の14点が奪えたのは、つなぐ意識で一丸となった結果だ。

ミッションもコンプリートした。打線は前夜2得点。投手陣のゼロ封リレーに助けられていた。小久保選手は「投手陣におんぶに抱っこじゃいかん」と警笛を鳴らし、救援陣「SBM48」に休息日を与えることを課題としていた。投手陣の奮闘で初戦をモノすれば、主将が誓った通りに第2ラウンドは打線爆発。秋山幸二監督も日に日にナインのたくましさを感じているに違いない。「今日は3回で決まったな。よう打ったわ」と笑顔で移動バスに乗り込んだ。

この日の試合前練習中。デーゲームで西武が敗れた。だが、小久保選手はその時点で「今日、西武はデーやったんか」と結末どころか昼間に熱戦が行われていたことを知らなかった。そう、目の前を倒し続けていけばいい。貯金14は今季最多。2位西武との2ゲーム差も今季最大。V奪回に向け、この勢いで白星街道を切り開いていく。
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(提供:日刊スポーツ新聞西日本

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