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スタメンで起用が濃厚な李ボム浩選手 |
打撃好調の李ボム浩選手が、10日オリックス戦(ヤフードーム)で先発出場することが濃厚になった。秋山幸二監督がこの日「(ボムホは)ペタジーニとノブヒコとの兼ね合いになる。ペタジーニはいい打球を飛ばしている。ボムホをサードにして松田をレフトにするのもあるだろう」と話し、選択肢に入れていることを明かした。
李ボム浩選手は6、7日の西武戦で2試合連続代打アーチを放った。李ボム浩選手自身が「(5月下旬に)2軍に行く前よりもバランスがよくなっている」と手応えを感じ取っている。秋山監督も「力は分かっている」と、練習時から力強い打球を飛ばし続けているスラッガーに期待を寄せた。
し烈な競争が、オーティズ選手不在の打線を活性化させる。ポジションの重なるペタジーニ選手は8月6試合で20打数9安打(打率4割5厘)2本塁打、松中信彦選手は17打数4安打(打率2割3分5厘)1本塁打。李ボム浩選手が三塁スタメンとなれば、松田宣浩選手がレフトでDHペタジーニ選手が有力。松中選手がベンチスタートせざる得ないが、通算333本塁打のスラッガーも黙ってはいないはずだ。
オリックス戦はわずか5打席(5打数1安打)しか立っておらず、“秘密兵器”とも言える。李ボム浩選手の本拠地出場は5月21日広島戦が最後。自信を取り戻した背番号8が、5連敗で苦しむチームの起爆剤となる。