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1回裏1死二塁、左中間に2点本塁打を放つ松田選手 |
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1回裏1死二塁、左中間に2点本塁打を放ちピースサインで生還する松田選手。左は川崎選手 |
松田宣浩選手が、3番定着への大きな1発を放った。2点を先制された直後の1回。1死二塁で1打席目は回ってきた。カウント0-1からの高めに浮いた変化球を振り抜き、最深部の左中間スタンドに運んだ。14号2ラン。空砲となってしまったが、失投を見逃さずに仕留めたアーチは3番起用へのこたえだった。
松田選手「いい投手だからこそ、どんどんストライクを取ってくる。いい投手だから追い込まれてはいけない。でも、ボール球も振ってはいけない。甘い球を1球で仕留められたのがよかった」
オーティズ選手の右ひざ負傷で、7月17日オリックス戦(京セラドーム)以来の3番出場が回ってきた。残り3打席で出塁はできなかったが、相手エースを打ち抜く力を見せつけた。今日11日のオリックス先発近藤投手からも今季日本人選手では唯一のアーチを放っている。3番松田選手の存在感が膨らんだのは間違いない。
78試合出場で14本塁打。自身初となる20本塁打ペースに乗ってきた。「それよりもチームが勝つこと。それだけです」。打撃だけでなく、コメントもチームの勝敗を担う主軸らしいものになってきた。