 |
4回裏2死一、二塁、左中間越え2点適時打を放った川崎選手は三塁を狙うもタッチアウト |
川崎宗則選手が、親友ダルビッシュ投手からヒットショーを演じてみせた。3回に右前安打を放つと、4回は左越え2点適時二塁打。7回にはショートへの内野安打と通算101度目の猛打賞だ。
川崎選手「いい投手だから積極的に打ちにいった。チーム全員で攻めた。ペタの1発で勇気づけられた。」
ダルビッシュ投手とは親交が深く食事も一緒にする仲。そして、背番号52の脳裏には、いつもダルがいると言っても過言ではない。素振りなどイメージトレーニングするときは、難敵ダルビッシュ投手の直球を頭に描きながらバットを振るからだ。この日の3打席目まで、ストライクの球はすべて振っていった。軌道がたたき込まれている裏返しだった。
選手会長として、チームの浮沈を左右する。12日に主砲松中信彦選手が離脱。川崎選手は言った。「話?してないよ。本人が一番苦しい。僕たちは自分のできることをやる。できるのは、それだけです」。目の前の敵を倒すことだけに集中するヒットマン川崎選手が、勝利への扉をこじ開け続けていくはずだ。