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9回裏1死一塁、ペタジーニ選手は右越えに2点本塁打を放ち手をたたく |
ただでは終わらせない-。ペタジーニ選手が、意地の1発を最終回に放った。
6点をリードされてもあきらめなかった。9回裏1死一塁でカウント1-2から、日本ハム武田久投手の133km/hスライダーをとらえた。手応え十分の右越え9号2ラン。打った瞬間、3度も拍手して喜びを爆発させた。「点差があったけど、9回に3アウトになるまであきらめない気持ちがチーム全体にあったからね」。気迫の一撃だった。5回にも左前打を放ち、3打数2安打1四球と奮闘した。
13日の初戦では、防御率1点台のダルビッシュ投手を感嘆させる8号決勝2ランを放っている。この日の試合前、ティー打撃練習中に秋山幸二監督と談笑するほどリラックス。長距離砲が本領を発揮し始めた。