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9回裏2死三塁、フェルナンデス選手を三振に仕留めて最後を締めガッツポーズする馬原投手 |
馬原孝浩投手が最後のピンチを乗り切った。9回1死三塁。俊足片岡選手を三塁走者に置き、3番中島選手との対戦という厳しい場面を迎えた。
高山郁夫投手コーチは、たった一言だけ伝えるためにマウンドへ行った。「真っ向勝負だ」。捕手高谷裕亮選手は犠飛を打たれるリスクを抱えつつ、片岡選手の足を計算して内野ゴロを打たれるケースを嫌うリードをした。初球高めの149km/h直球をファウル。2球目も内角高め149km/h直球で空振りを取った。3球目も高め。わずかに外れ、ボールとなったが、最後はフォークで空振り三振。内野の前進守備が解かれた4番フェルナンデス選手には低めを徹底し、連続三振でゲームセット。高谷選手は「あそこでコースに投げられるのが(馬原の)すごいところ」と振り返った。
「強気で行きました。3試合取る気持ちで来ていますから」と馬原選手は汗をぬぐった。今季24セーブ目には、ホークス陣営の力が結集されていた。