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3回表1死、本多選手は内野安打を放つ |
本多雄一選手が、意地の45盗塁目を成功させた。初回、左前打で出塁すると、4番小久保裕紀選手の初球に勢いよくスタートを切り二塁を陥れた。小久保選手の左前打で先制のホームを踏んだ。この時点で西武片岡選手に2個差と迫る盗塁で、チームに勢いを与えた。
「負ければ一緒ですから…」。あと一歩での敗戦に試合後はそう話したが、この盗塁は今後につながる。相手捕手は、盗塁阻止率3割6分2厘(18日現在)と、パ・リーグの主力捕手では1番の成績を誇る細川選手。45盗塁を決めている本多選手にとっても、4月22日の対戦で成功させて以来、ここまで4連続で刺されていた。残る直接対決は19日を含めて4試合。CSでの対戦も考えられるだけに、初回から積極的に仕掛け、盗塁を成功させたことは、優位に立つことにもなる。
足だけでなくバットでも、西武にプレッシャーを与えた。第2、第3打席でも安打を放ち今季13度目の猛打賞。9回1死一、二塁の場面では、右翼手の好守に阻まれたが抜けていれば逆転となっていた打球を放った。「切り替えて明日勝つしかない」。首位攻防第3ラウンドでも、足とバットで西武をかき回す。