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練習を終え球場を引き揚げるオーティズ選手 |
右ひざ半月板損傷で出場選手登録を外れているオーティズ選手が27日、首脳陣に1軍昇格を直訴した。ヤフードームで練習に参加。秋山幸二監督らが見守る中でフリー打撃やランニングなどを行い、回復ぶりをアピールした。指揮官に「今日からでも試合に出られる」と訴えたという。
秋山監督は「フリー打撃を見れば、打つ方は問題ない。あとは走れればね。(29日まで)この3日間を見てみてだな」と、結論を急がない方針。まだ全力で走るまでには戻っていないため、29日まで1軍の練習に参加させて状態を見極める方針だ。
オーティズ選手は「準備はできている。痛みはまったくない」と強調した。8月4日の日本ハム戦(旭川)で負傷離脱して以降、チームは8勝9敗2分と負けが先行している。24本塁打と74打点は依然としてチームトップ。本人は2軍戦出場を希望しておらず、ぶっつけ本番で昇格する可能性も出てきた。その場合は当面、代打やDHでの出場になりそうだ。頼もしい助っ人が、早ければ31日にも戦列へ復帰する。
左手首痛で2軍調整中の松中信彦選手が、状態を上向かせた。日本ハムとの2軍練習試合(鎌ケ谷)に、3番DHでスタメン出場。3打席に立ち、左翼線への二塁打を含む2安打を放った。「首脳陣の信頼を得られるように、1日1日必死に頑張っていくだけ」。28日以降も3打席をメドに2軍戦出場を続け、1軍復帰を目指す。