本多雄一選手が自慢の快足を見せつけた。4回にペン投手の150km/h直球を左中間へはじきかえし、両リーグトップ10本目の三塁打で反撃の口火を切った。5回にも遊撃内野安打で出塁すると、リーグトップを西武片岡選手と争う52個目の盗塁を決めた。「迷わず走れたのが良かった。これからも勝つしかないんで、頑張ります」と胸を張っていた。
川崎宗則選手が2年連続4度目の30盗塁をマークした。5回2死から中前打で出塁すると、続く本多選手への3球目で二盗に成功した。「30個目か。ポンちゃん(本多選手)に追いつこうとしてるんだけど、52個だもんね」。チーム内のライバルに刺激を受けている。1点差の勝利に「緊迫した試合で、野球をやっている楽しさがある」と気持ちを高ぶらせていた。