ホークスが「日替わり方程式」で首位を死守する。今日31日からの日本ハム3連戦(札幌ドーム)に向け、チームは30日に札幌へ移動。勝敗のカギを握るリリーフ陣の起用について、高山郁夫コーチは従来の枠組みにとらわれず、甲藤啓介投手、攝津正投手、ファルケンボーグ投手、馬原孝浩投手の「SBM48」に加え、森福允彦投手と金澤健人投手を含めた6人から状態を優先して投入する考えを明かした。
どんな“ユニット”が出てくるか、本番までのお楽しみだ。高山コーチは「いろんな選択肢が出てくる。打者へ向かっていける投手を優先的に使っていく。森福や甲藤、金澤もいるからね」と説明した。今季中盤で6回に甲藤投手、7回に攝津投手、8回にファルケンボーグ投手というリレーで守護神馬原投手へつなぐパターンが確立されてきたが「新メンバー候補」が続々と出てきた好循環をフル活用する狙いだ。
特に著しい躍進を見せているのが左腕の森福投手だ。先週末のロッテとの首位攻防3連戦では、27日に5回1死満塁、29日には6回無死二塁の大ピンチで登場して、いずれも無失点で切り抜けた。本人も「自分の名前がコールされたら、やるしかない。頑張ります」と覚悟は十分。高山コーチは「今の森福の進歩を考えたら、データ(対戦成績)の悪い打者にも使うかも」と信頼を寄せた。
「SBM」の登板過多も防ぐことができる。昨季は9月下旬にファルケンボーグ投手が右ひじ痛で離脱する痛手を受けた。高山コーチは「やりくりすれば、思い切って休ませられる」と休養日を設けるプランも示した。もちろん一戦必勝の態勢は変わらない。秋山幸二監督は「その日その日でやるしかない」と強調した。今週はビジター6連戦。日替わりメニューでハムと猛牛を料理して、7年ぶりの美酒に手をかける。
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(提供:日刊スポーツ新聞西日本)
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