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4回表無死一、三塁、左前に適時打を放つ長谷川選手 |
次こそ…次こそ天敵を打つ。長谷川勇也選手が意地の2安打を放ち日本ハム武田勝投手をあと1歩まで追い詰めた。2回に遊撃への内野安打でチャンスを演出。4回には連打の小久保裕紀選手、多村仁志選手に続き、無死一、三塁で左前に同点適時打を放った。
結局チームは左腕に今季5勝目を献上したが、次回以降も対戦が予想される天敵。長谷川選手の打撃は痛い敗戦の中でプラス材料となった。
長谷川選手「変化球を打たされないよう、我慢した。やろうとしたことはできたと思う。」
チームのお手本となるべく、これまでの経験を生かした。前回対戦した8月15日には本塁打を含む2安打。天敵を8回途中でマウンドから降ろした。「直球に振り遅れてもいいくらいの気持ち」と話した前回同様、この日も徹底的に左腕の投球を引きつけた。呼応するように多村、山崎勝己選手、城所龍磨選手が逆方向への安打を放つなど、天敵相手に今季最多タイの8安打を浴びせた。
これ以上、好き勝手にやらせない。武田勝投手は、前回完投勝利した8月22日西武戦の翌日に登録を抹消。この日のホークス戦に照準を合わせ、わざわざぶつけてきた。次回も中7日で、10日に先発予定。順調ならカード最終戦となる25日の対戦も予想される。「もうちょいだな、もうちょい」と秋山幸二監督。次こそ天敵を撃破しなければ、7年ぶりVは遠のくばかりだ。