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2軍の中日戦でプロ初先発し、6回3安打1失点で初勝利を挙げた川原投手 |
ドラフト2位左腕、川原弘之投手がウエスタン・リーグ中日戦でプロ初先発し初勝利を挙げた。1軍の本拠地ヤフードームのマウンドで6回3安打1失点と好投した。
最速144km/hの直球と切れのあるスライダーで相手を翻弄(ほんろう)した。3回には3者連続三振を奪うなど8奪三振。王貞治会長や秋山幸二監督が観戦する中で「意識せずやりました」と臆(おく)することもなかった。
「最初から全力でいった。6回まで粘れてよかった」。ウイニングボールをユニフォームのポケットに大事にしまい「親に渡します」と笑った。
地道に体幹トレーニングをこなし、球速は入団時より約5km/h伸び、149km/hを計測している。秋山監督は「楽しみだね。自分のいいところを出していってくれれば」と期待していた。