 |
5回裏2死、中前打を放ち二塁へ滑り込む本多選手 |
 |
5回裏2死二塁、オーティズ選手の中前打で本多選手は二塁からホームを突き2点目を上げる。捕手は大野選手。 |
本多雄一選手が激走に次ぐ激走で貴重な追加点を奪った。1点リードの5回裏、4試合ぶりに本多選手のバットから快音が響いた。右中間への打球を日本ハム糸井選手が捕球、体をクルリと回転させたのを見て一気に二塁まで突っ走った。「2球目のフォークをいい形で見ることができたので、タイミングが取れているなと感じた。外野手を見ながら走ったのが良かったですね」。自慢の足を生かした本多選手ならではの長打となり、直後のオーティズ選手の中前打で再び激走し、ホームインだ。
8日の楽天戦以来17打席ぶりの安打。9月に入ってからは38打数4安打と苦しんでいる。打率は3割を切り、試合前の打撃練習では秋山幸二監督から直接指導を受けるなど、もがいていただけにようやく出た安打に本多選手の顔に安堵の笑顔が浮かんだ。
さらに1打席目では犠打を決め、46犠打で10日に自ら作った球団記録をさらに更新。「バントは緊張するけど心の揺れで失敗につながる。ムネさん(川崎)が出たらバントという心の準備はできています。今のままいきたいですね」。残り9試合。本多選手が持てる力をフル稼働させて逆転Vの力になる。