2010/09/15 (水)

ホークスの必勝「SBM」リレーが土壇場で沈む

ホークスの守護神馬原孝浩投手は、ただサヨナラの走者がホームを踏むのを見ているしかなかった。ホークスの必勝「SBM」リレーが土壇場で沈んだ。最後は一ゴロに打ちとった当たりだった。それでも「あの場面は警戒しすぎたかも。明石選手を責めるのは酷だし、満塁にしてしまったのがダメだった」と馬原投手はうつむいた。SBMがそろい踏みすれば、18試合無敗17連勝中だったが、その「神話」も崩壊した。

まずは「S」のとりでが崩れた。多村仁志選手の3ランで同点に追いついた直後の7回裏、マウンドに立った攝津正投手がまさかの失点を許した。2死二塁で井口選手に中前へ適時打を許し勝ち越された。9日の楽天戦では3失点で2/3回で降板。今季67試合目の登板となり、登板試合数はリーグトップ。序盤から休みなく投げ続けてきた右腕に疲れが見えてきた。

悔しい敗戦の中で、奪三振のリーグ記録に並んだ。この試合で10三振を奪い、昨年チームが樹立した通算1174奪三振のリーグ記録と並んだ。記録更新は確実で、さらに1206奪三振の日本記録も見えてきたが、もちろん喜びなどない。「今日は何もないよ」。高山郁夫投手コーチの口は重かった。

2イニングを無失点4奪三振に抑えたファルケンボーグ投手は「自分の仕事をしていきたい。残り試合、投げられるだけ投げるよ」と残り試合フル回転する覚悟だ。最後の大きな試練を全員で乗り越える。逆転Vへの道はそれしかない。
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(提供:日刊スポーツ新聞西日本

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